• 健康で美しく歳をかさねる為に

下咽頭癌の手術が無事終わる

手術前に担当医から受けた説明

・癌を切除する
・転移の可能性があるので左のリンパもとる
・気管を切開する
・穴が大きく開いた場合は、太腿から皮膚と肉を移植する
・輸血の可能性がある
・時間は16時間から17時間ほどかかる(終わるのは深夜0時を過ぎたころ)
・長時間の全身麻酔を受けるため、術後せん妄になる場合があるので、ICUか
 ら病室に帰ったら、家族の付き添いが1週間ほど必要(特に夜間)
・しばらく、声が出なくなる
・手術の間病室で待機をして居て欲しい
・もしもICUが一杯で、入れない時、手術終了直後から家族の付き添いが必要

・但し、癌が小さく、穴も大きくない場合は、幹部をふさぐ。その場合の手術時
 間は5時間ほどで終わる。
・その場合、家族の付き添いは必要無い

娘と息子との家族会議

先ずは。最悪の場合を考えて準備をする。
手術が夜中に終わって、ICUが一杯で、入れない場合を想定する。その可能性もあると告げられていました。すると、その夜からの家族の付き添いが必要。

付き添いが出来るのは、私だけ。
夜間付き添い、昼間寝なくてはいけないけど、病院に付き添い者の寝る所は無いので通わなくてはいけない。
自宅から病院まで、片道2時間かかる。

以上のことを考えて決めたこと。
私は、病院の近くにあるビジネスホテルに連泊する。
毎日ラインで子供たちに、経過報告をする。
手術当日、連泊の準備をして病院に行く。
8時半からの手術の前に顔を見たいので、8時ごろに病院に行く。

手術当日

オペ室に入る彼を、3人で見送る。

少し不安そうな彼を、笑顔で送る。ここで終わるまで待ってるから。

待機中

夜中まで待機なので、食事をして順番に仮眠を取る。
もしかすると、短い方の手術になるかも、そうなるといいなあと淡い期待を抱きながら、ただただ待つという時間を過ごす。

手術終了

長い方の手術を覚悟していた私たちの元に、朗報が。
看護士さんから「短い方の手術で終わりそうです。」

安堵で3人顔を見合わせました。
6時間ほどで終わった手術。良かった。

担当医からの説明を受ける。
癌が想定よりも小さく、切除部分が小さく済んだので、皮膚の再建手術の必要が無くなり短い方の手術になったとのことでした。

抗がん剤の影響で、髪の毛が抜けて、体中に発疹が出来て、体中の皮膚が乾燥してカサカサになっていたけど、「発疹が沢山できる方が、抗がん剤がよく効いている証拠だよ」と担当医から聞いていたけれど、小さくなってて良かった。

そして、念のために切除したリンパに、転移は見られず無事に終了したそうです。

ICUに入る必要もなくなり、ナースステーションの隣の部屋へ。
明日には、病室に帰れるそうです。
麻酔からの目覚めもよく、体中に沢山の管をつながれてはいるものの、意識はハッキリしていて、ホワイトボードを使って会話もできました。

明日からは、もう歩くようにするそうです。早い!

ただ、ICUに入らなかった彼には、家族の付き添いは必要なく、完全看護の病院なので私たち家族は、早々に帰るように伝えられました。

今この病院は、家族の面会も禁止されています。
仕方がないことですが、心細そうな彼を置いて帰るのは、寂しい。

明日からは、彼が一人で頑張らなくてはいけない。
遠くから祈るしかない。

明日からは、ラインで様子を確認しましょう。

10日分の着替えを詰め込んだスーツケース、必要がなくなった重いスーツケースを持って帰路につきました。本当に良かった。

朝の気分とは打って変わって、軽い気持ちで帰ることが出来ました。

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